庄川弁財天社 三十三年式年御開扉大祭について☆彡砺波市庄川町庄(元雄神神社)
神道とは・・・
日本人は宗教心が薄いと言われていますが、本当にそうなのでしょうか?
初詣、節分「豆まき」、春夏秋のお祭り、お彼岸、お盆、クリスマス・・等々、様々な信条や信念により祭儀の機会が受け継がれている事を改めて考える機会を継続しているものです・・・。
日常生活の中にはたくさんの神様が存在するという考えにより、自然崇拝から始まる神道として受け継がれていることを改めて認識するものです。
神道とは(参照サイト:エンパーク) → https://en-park.net/words/7482
神社とは → https://en-park.net/words/7880
元雄神神社 弁財天社、現地にて確認「砺波市指定文化財」
弁財天社は、庄川流域四万農家を庄川の洪水から守る水神として、流域の人々の崇敬を集めている。三十三年ごとに行われる「御開扉」には十万人をこす参詣者で賑わう。
弁財天の起源については古来諸説が多いが、天正十三年(1585年)の大地震で庄川が大洪水になったおり、藩主前田利長が被災地の視察にこの地を訪れたとき、激流逆巻く流れの中に樹木が繁茂した小島が残り、被害を最小限にとどめた。
利長公は不思議に思し召され、記念の為に弁財天を祀り、小島を弁財天山と命名したと記されている。
弁財天社は別称「元雄神神社」といい、庄川の洪水で雄神神社が東側山裾に移転を余儀なくされ、残された拝殿に本殿と同じ祭神を勧請した故に名づけたといわれている。
周囲には近隣に珍しい大株のヤブツバキの群生が見られ、春には濃い緑の中に赤い椿の花が咲き誇っている。
昭和62年3月 砺波市教育委員会
弁財天社の御祭神(ごさいじん)
保食神(うけもちのかみ)・・・食物を司る農業神
一杵島姫神(いちきしまひめのかみ)・・・水の神・子供の守護神・財宝、交通運輸、技芸の神
*神仏習合=神道と仏教の信仰を折衷して融合調和すること。
七福神の弁財天と習合している。更に瀬織津姫神とも同一神とされている。
祭 儀(さいぎ:祭りの儀式)
毎年の祭禮日(さいれいび)は7月25日と決められており、氏子と用水関係者が参列し、斎行される。
20回の歴史を重ねてきた・・・
今年は21回目の三十三年式年御開扉大祭が行われますが、
21回に33年(21×33=693)をかけると693年前から始まったことになる。世情の都合で延期や中止の場合もあったかもしれないが、現代まで延々と受け継がれている。
令和5年が前回(第20回)から33年目に
令和5年7月28日(金)から30日(日)までの3日間斎行の予定です。行事については調整中。
水神様への感謝を忘れず、更なる御加護を祈ると共に伝統文化を継承できるよう努力することを祈ります。また災害への備えを怠らないようこの行事を節目に気持ちを新たにしたい(万民が)、との宮司の想いも受け継がれているそうです。
第21回庄川総鎮護 弁財天社 三十三年式年御開扉大祭 → https://shogawamachi.com/benzai-fes/