砺波市空き家コーディネーターとの同行訪問!!
砺波市柳瀬地区空き家を考える会の活動の一環として、先日 柳瀬地区内の空き家所有者様との面談の機会に同席させて頂きました。
平日夕刻、地区内の住宅(空き家)に訪問させて頂き座敷にてじっくりと現状を聞かせて頂いた。(地区内工務店様、不動産業者同席)
地区の空き家コーディネーターによりアポイントがとられ、現状の確認と面談、そして所有者様(管理者様)のお考えや想いを伺わせて頂きました。
奥様の実家であり先日お父様の1周忌を終えられ、近隣のご親戚の方々へのご挨拶や承諾を取り付けられ、現状の土地建物の今後の在り方について
模索され、コーディネーターとの面談を成されました。解体費用の概算見積も取得され、固定資産税等ランニングコスト(維持費)も把握され、自己責任での空き家対策意識を強くお持ちのご夫婦様でした。
今回(初回)コーディネーターの対応として、ご所有者様の素性・経緯経過確認・想いや考え方の確認把握・物件確認調査が主な面談内容となりましたが、即答を互いに求め合う事では無く、状況の把握が主な目的でした。
印象として空き家管理者の悩み事・相談事を聞かせて頂く事による負担の軽減にも貢献しているように感じた。それこそ個別要因のとても強い事情の中で即決・即答が出来るはずもなく、次回面談時には何らかの提案をさせて頂く事に繋げられるよう現場を後にした・・・・・。
本件は建物解体に数百万円の費用負担(見積取得)を認識しておられた。(▲数百万円の財産保有)色々な解釈はあろうが、このマイナス財産保有の認識は的を射ていると私も感じた。何事もそうですが、正確な認識と把握ができていれば、次なるステップに進むベースが築かれ、判断がブレない!!という事です。「自身にとって都合が良いから・悪いから」ではなく「正確な現状認識」ができないと次なるステップには繋がりません。。。。
時の経過と共に在り方が変わっていく中で起きる「空き家」という現象・現実について、必ず対策はあるものと考えております。。。
例えば解体更地とし、売却活動する!とか隣接者に一部購入して頂き、残地を貸地にする!とか賃貸住宅として再活用を則す!とか様々な考え方があり、どのような方針を選択するかが次なるステップとなります。。。
本件について、私の所感では築80年の建物を再利用するには修繕コストが膨らみ費用対効果が認められないと判断しましたので、解体・更地を前提の策を模索しコーディネーターに提案させて頂こうと思っております。地元工務店さまの立場からは別の提案もあろうかと思いますが、立場立場の意見をコーディネーターが確認され方針提案をなされる事と思います。他地域での成果実例も参考としながら、柔軟な対応により成果を追求しなければなりません。
1件毎の実績・実例の積み重ねにより結果を出したいと共に、モデルケースとして他地域の方々に対し少しでも参考になれば!!と思うところです。。。
柳瀬地区空き家対策実例「富山新聞記事」→ https://toyama.hokkoku.co.jp/subpage/T20180823202.htm