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社長ブログ

2019年06月29日

宅建協会砺波支部「空き家対策事業意見交換会」開催!!

(公社)宅建協会砺波支部 消費者保護委員会(委員長 白藤香志郎)主催の南砺市・小矢部市・砺波市3市合同での意見交換会が行われた。

会場は南砺地(旧福野町)ヘリオスの2階研修室。支部会員の半数を超す40数社が集まり現状の把握や意見交換が熱くなされた。

全国的にも重要な課題としてそれぞれに施策がなされています。3市共に空き家バンク(情報バンク)を開設しており各市HP💻より物件状況の閲覧が容易に行えるようになっている。

南砺市空き家バンクHP → https://www.kurashi.city.nanto.toyama.jp/akiya/akiyabank/

小矢部市空き家バンクHP → http://www.city.oyabe.toyama.jp/ijyu/sumai/akiya_akichi/1554421260939.html

砺波市空き家バンクHP → https://www.tonami-life.net/archives/category/news/akiya

単に「空き家」といってもそれぞれに個別要因があり、案件毎に事情が異なる事は言うまでもない。

各市共に賃貸・売買の成約実績は重ねているものの、成約以上に空き家の発生が多く、建物の朽廃・老朽化により住宅機能を満たさない案件の増加に歯止めがかからない。新築から今日まで生活がなされたが、家族構成の変化や就労環境の変化等、それこそ諸般の事情によるもので、個別事情を確認すれば「なるほど、それで空き家となったのか・・・・」と違和感なく理解できる実情があります。

所有者・近親者による対処(空き家としない。)がなされている案件は早期に売却なされたり、解体・更地・整地→売却・賃貸と流通市場で需要に叶うが、目につくのは草刈り等管理なされず、固定資産税も未納となり、所有者不明や所有者複数による責任意識の欠落した案件も目立つ。また相続登記がなされず、放置される案件等、難航する実例もある。

財産権がしっかり保護される日本において、今後更に増加が見込まれる流通性の無い案件を、法整備により対処する方向を具体的に検討する段階にきていると思う。(所有者不明土地法:本年6月1日施行)

 今回の意見交換会は不動産業者にとっても、また各市ご担当者各位にも貴重な機会となりました。互いに現状を理解し話合いにより建設的な意見を交わし合い続ける事がお互いの姿勢といえる。連携して成約事例を重ねる事はいうまでも無いが、「単にお金(利益)を求める姿勢から、社会的利益を求める姿勢」に不動産業者として意識を優先しなければならない。。。

業界として、専門家として知恵やノウハウを提供し案件毎に結果を出せるよう取り組む事です。今回の意見交換会も話し合いの出来た良い機会であり次回の開催も是非企画していただきたいと思いました。