アパート管理業「入居前点検」鍵渡し前の最終点検の意味合い!!
アパート管理業務では、下記イメージ図のとおり、点と線とのサイクルにより継続管理がなされます。
「鶏が先か、卵が先か」管理イメージにはあんまり馴染みのないフレーズです。
賃貸物件(土地・建物)に於ける賃貸借契約(賃借権の発生)に於いては、貸主も借主も同様の関係(信頼関係)により対価(賃料・地代)を以って物件の貸借が継続されます。
アパート(共同住宅)経営に於いては、この賃貸借契約が反復継続されるのが一般的であり、その業務をオーナーさまから請け負う事が管理業者の役割と捉える処です。。。。
今回は入居前点検について、リフオーム後のハウスクリーニング→工事完了点検→入居前点検→鍵渡し→ご入居 という流れの中で「入居前点検」に触れてみます。。。。
既存入居者が退去される場合に「退去時立ち合い」を行います。(リフォーム業者同席)その段階で、修繕箇所や不具合個所を確認させて頂き、敷金精算手続きを行いますが、同時に原状回復工事に着手します。
室内修繕・クリーニングが終了した時点で、「修繕完了チェック」を行います。設備の不具合や水道のパッキン状態、電気設備等の通電状況確認も行います。並行して入居募集も開始しておりますので、入居希望者さまをお部屋への案内もさせて頂きます。。。
やはり☆綺麗☆に整備された室内は築年数を問わず心地良いものです。☆彡
入居申し込みにより、契約が済まされいよいよお部屋の鍵を渡す間際に行うのが「入居前点検」です。
この行為は改めての確認・点検という事になりますが、排水の匂いや水道パッキンの不具合、電化製品の点検・温水器内の水の入替えや最終清掃です。特に長期空室(概ね3ヵ月経過物件)はホコリ・蜘蛛の巣・髪の毛・自然なクスミ等がでるものですが、その除去は大事な業務となります。この業務は社員誰でもが出来る事であり、その時に行ける担当に敢えて行くようにしています。アパート敷地内は勿論、共用階段やゴミステーション等、それぞれが違った目線で視れ、入居後にクレームとして指摘を受けたりすることもありますが、その事を極力少なくするよう経験を重ねることも大きな狙いなのです。
管理イメージのサイクルに見られる通り事務作業・現場作業・接客営業等、管理業者担当が仕事(サイクル)を理解し努める事により、ノウハウの蓄積や、クレーム処理能力が高まるもの。
マニュアル等ありませんが、マニュアルを作る必要もありません。
「一事が万事」サイクルをイメージ出来れば、どの業務にもその思考回路を当てはめることができる。
不動産管理業を行ってはいますが、他の業務にも普通に当てはまる「思考のフレーム」です。
その事を社員と共に理解し、実際に取り組み、「上手く行かない事のほうが得るものがある!!」と感じながら自己の成長を自覚したい。
不動産管理業も現場作業のウエイトは高いが、「出来ない理由を云うなら最初からしなければ良いだけ」のこと。
入居者さまからの評価が管理業者の評価である事は言うまでもない!!
なかなか完璧な「入居前点検」ができている訳では無いが、自分に対するケジメとして担当が回って来たら取り組みます。
厳しい評価を頂ける環境にある事が「自己」の満足度を支えてくれる。
毎朝のミーティングもその事が中心にならざるお得ない。今日も一日頑張ろう。。。。。
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