測量「土地・建物」の売買となれば境界確認(特定)は必須業務!!
土地の境界・隣人関係
土地の大小を問わず不動産取引に欠かせないのが土地の境界確認です。
何故大事なのか?との問いにズバリ「隣人関係を良好にし、引き続きの土地利用価値を継続する為」だということです。窓口相談や売却相談等で土地の境界確定が不明確という状況があります。
自己満足の境界線認識は意味を持たない
①隣人が認める境界②双方が認める境界③自分が認める境界と概ね3種類に分けられるが、③の自己満足の境界線というものは何の意味をも持ち得ません。
その事を解消するために隣人との立ち合いによる境界確定作業が必要となります。併せて専門知識と専門機材やノウハウを有する土地家屋調査士・測量士による三者での現地確認が避けては通れない事柄となっています。
同一人物でありながら、売るときは境界を確定せずに、買うときは境界を特定して欲しい!!と言われる方に今まで出会った事はありませんが、そういうことなのです。
売却物件を預かる場合、境界特定の理解を頂けない方は売主としての資質を欠いており、買主さんが現れないということです。買主さんに迷惑がかかる以前に物件が特定できないから売買にならない!といった方が早いだろう・・・・・。
円満な隣人関係の証として
「土地の境界という隣人関係」は「人々の人間関係」と相互に共通する事があります。境界(自身の領域)が明確であり隣人の領域に土足で踏み込まないからこそ、円満な隣人関係が築けるのだろう・・・・。
今回山林に隣接する事業所用地の測量立ち合いに同席させて頂いたが、先代からの相続を受けられた方々ばかりで、皆様一様に「ハッキリわからんわ!!」と言われるものの、土地家屋調査士に於ける事前調査資料を元に、木の植え方や昔の通路跡をたどりながらの立ち合いとなり概ねの仮杭を打つことが出来ました。
それよりむしろ隣人同士の会話が弾んでいる事がとても秋の陽射しに栄えました。昔を懐かしむ当時の思い出話やら、互いを励まし合う様子やら、先人から継承される人と人が、改めてこの境界立ち合いで穏やかに関係が保たれている状況に、不動産業者として目に映る「グッ」とくる瞬間に立ち会わせて頂きました。☆彡
人と人との隣人関係と同様に・・・・
土地家屋調査士に於かれては藪をかき分け、山中を歩きまわられ、次回は測量機器据え付けによるデータ収集と測量図の作成へと、最終立ち合い㊞を改めて地権者様から頂戴し、成果物として売主及び買主に提出されるものです。👣
今日は私を含む関係者13名が現地集合となりましたが、私だけ長靴を履いておりませんでした。。。💦
口だけ男ではいけません。革靴でも山林には入れますから。。。。。💦
「土地・建物」の売買となれば境界確認(特定)は必須業務です!!