「ウッドショック」世界的な木材不足。コロナ禍による住宅需要の増加!?砺波市 いちご不動産
アメリカ・中国で着工活発「ウッドショック」
今年の春ごろからささやかれていた世界的な木材不足による国内の木材の不足がいよいよ深刻な状況となってきた。ハウスビルダーと言われる住宅メーカーご担当より伺ってはいたが、実情や実態まではピンときていなかったが、新聞紙面で実感したもの。
「コロナ禍→住宅需要の増加」どういう事なのか・・・・
アメリカではコロナ禍、住宅ローンの低金利を背景に郊外型住宅着工件数が昨年6月より急増している。中国でもコロナ禍より経済回復に伴い木材需要が急拡大しており世界市場での木材需要が拡大し供給が追い付かず、木材価格が上昇しているということらしい。(米国や中国に木材が流れる。)
日経BP → https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00154/01197/
国内での住宅建築においても主に梁や桁、柱等に使われる外国産の木材輸入が滞り、価格は概ね50%上昇している状態らしい。
素人目に、国内にはこんなに沢山の森林資源があるのに、と思うところだが、国産材も流通はしているもののこちらも輸入材の代替需要で既に価格の高騰が始まっているという・・・。
年内需要に見合う在庫は今のところ確保されているようだが、先行きの見通しは定かでなく状況を注視していきたいとの業界の現状。
住宅業界は警戒感を強める・・・
需要と供給により物の価格が変動する事は経済原理だが、流通市場とエンドユーザーとの間に於ける業界関係者は頭を痛める構図が伺えるもの。我々不動産業界も決して他人事ではなく、「ウッドショック」の現状を注視し、正確な情報発信を心がけたい。
特に住宅需要はいつの時代も潜在的に在るものだから。