自動火災報知機が作動したら(共同住宅)・・・アパート管理会社対応☆彡
突然鳴り響く警報音・・・
「火災報知器のベルが鳴っています~!!」と受話器の向こうから状況が確認できる電話連絡が年に数回あります。入居者様の立場では取り急ぎ管理会社に一報を入れられるのは当然の初動行動・・・。
管理会社として直ぐに現地に行ける場合は、カギを保管している物件の場合はそのカギを持ち出して現地急行となります。
なり続ける警報音
警報音はボタンを押すと止まるのですが、第一発見者の方はなかなか押し辛いもの。
①どのボタンを押せばよいのかよくわからない。②押したことで何か責任を負う事があるか不安。等 なかなかとっさの対応・判断に悩むもの・・・なり続ける警報音・・・
とても不安な光景を想像しながら現地に向かうものです。
「炎や煙が見えますか?」と伺いますが警報音を聞かれた方はとっさに充分な状況確認は出来ないと思いますが、一応伺います。「わからない!!」と言われることが殆どですが、私がその立場だったら同じことだろうと思うものです。その間もずっとなり続ける警報音は自動火災報知機の役割でもあります。
現地到着後、確認すること・・・
現地の目につきやすい処に自動火災警報器の本体が設置されており、そこには感知場所(フロアー階)の表示ランプが点滅したり、新しいタイプのものは感知した部屋の表示を示すタイプのものもありますが、まずはその確認をすることになります。部屋の玄関近くにセンサー感知のランプ点滅するタイプもあり、その場合は対象部屋の入居者に対する確認を行合わせて頂くものです。
全体状況の目視による確認後、警報音を停止させます・・・
(火災でない事が判明するまでは、ベルを止めてはいけない。避難行動意識減退防止のため)←ポイント
共用部分の場合は検知器に点灯部分がありますので、点灯している検知器を確認するものです。
管理会社が現地到着して確認するのは概ねこの事になりますが、火災の場合は煙や炎が発生している場合、速やかに消防署や警察署に通報されるしかないものです。
結果として「誤報」と結論つける・・・
特に多いのは「誤報」であり、人為的なものと自然にセンサーが働いたり原因不明の場合もあり、「とりあえず何もなくて良かった☆彡」と思い様子見にする場合があります。
消防署の方が駆けつけて頂いた場合には、後日業者による火災報知機の設備点検を実施要請があります。
このような警報機が作動している現地には、大概 機転の利かれる男性の方(入居者さま)がおられ建物全体に異常がないかを見守っておられるような雰囲気を醸し出しておられるものです。
共同住宅と言われる通り共同生活の場でもあり入居者様や隣接者皆様のおかげで生活が支えられている事を確認できる機会でもあるという事。
自火報作動・大津市 → https://www.city.otsu.lg.jp/soshiki/075/2353/o/sira/35445.html
皆様の協力でこれからもよろしくお願い致します。
イタズラで警報機のボタンを押す方にはこのような事を理解されていないと思いますが、ご理解を賜りたいと思います。自然発生・偶発的に警報機が作動した場合には、極力状況確認と、現場に参集された方々への状況報告をさせて頂くものです。
管理会社と入居者様各位近隣住民各位とは様々な局面でお世話になるもので自然に親しくなっていくものですが、この事がとても大切な事であることは今更ながら言うまでもないこと。